基礎体温とは? 測り方は?

基礎体温とは、精神的・肉体的体温変動因子を可能な限り取り除いたうえで、測定した体温のことをいいます。具体的には、通常の睡眠を取り、覚醒した時に測定した体温で評価します。
時間的には朝方6〜7時ごろ、場所は口腔内で、毎日できるだけ一定した時間に計測することが望ましい、と説明されることが多いのですが、最低4時間以上の睡眠を取った後に覚醒したら、動き出さずにすぐ口腔内で体温を測定すれば評価可能であると思っていいでしょう。口腔内で測定するのは、口腔粘膜内は比較的体温変動因子による影響を受けにくいというのがその理由です。その他、精神的・肉体的に通常と異なる場合にはその旨も記録しておくといいでしょう。体温計は通常の体温計でも構いませんが、できれば目盛りの細かい婦人体温計で測定する方が望ましいものと思います。


基礎体温上からみると、排卵日はいつですか?

きちんと排卵が起こっている場合には、生理が来てから排卵までの間は低温期、排卵してから次の生理が来るまでの間が高温期という形で、基礎体温曲線は二相性を示すと言われています。全体的に見て、ある程度低温期と高温期に分かれているかどうか、そして高温期が約2週間前後あるかどうかが大事なことであり、高温期の体温が何度以上あるかということは問題ではありません。
さて、基礎体温曲線がきちんと二相性を示している場合、いつが排卵日になるのかということですが、正確に「いつ」とは分からないものです。一般的には基礎体温上で低温期の最後の日に排卵が起こると言われていますが、必ずしもそうではなく、実際には「低温期の最後の日の前後2〜3日間」に排卵が起こっていると考えた方がいいでしょう。


妊娠しやすい日とそうでない日を教えてほしいのですが

一番妊娠しやすいのは当然排卵の頃ですから、基礎体温上で見ると、低温期の最後の日前後です。もう少し詳しくいえば、この低温期の最後の日ぐらいに、透明で粘っこいおりものが増えてきたら、自分の指に取って親指と人差し指でこのおりものを延ばしてみます。10cm以上延びるようなら、かなり排卵が近いと思っていいでしょう。
ところで、排卵後の卵子の受精可能期間は12〜24時間くらいです。一方、精子のほうは射精後3日〜1週間ほどだと言われています。つまり精子の寿命を考えると、生理が終わってから排卵するまでの間はいつでも妊娠する可能性があると言えますが、排卵日を過ぎてしまえばほとんど妊娠の可能性はなくなるといえ、基礎体温上で高温期に入ってしまえば、まず妊娠しないと考えてよいということです。


高温期が短い、高温期がなく、ずっと低温期のままである

排卵があると、その後基礎体温は上昇して高温期となります。したがって、高温期がないということはすなわち、排卵が起こっていないということを意味します。このような無排卵状態でも生理が来ている場合は多く見られ、これを「無排卵月経」といいます。以下の項目を参照してください。
ホルモンバランスを崩すってどういうことですか?
生理が不順なのですが心配ないでしょうか?
生理の量が少ない、日にちが短い


基礎体温で妊娠だとわかるには?

自分である程度高温期と低温期の把握ができていることを前提とします。そのうえで、高温期が16日以上続いている場合にはまず「妊娠の疑い」があります。高温期間が18日以上あればかなり妊娠の可能性が高いと判断していいでしょう。